Microwave Workshop & Exhibition: Nov. 24-26, 2021, Pacifico Yokohama, JAPAN
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ワークショップ プログラム

11月26日 (金)

A [ 5G / 6G ] / B [ ミリ波・テラヘルツ波 ]

FR1A  ワークショップ

11月26日 (金)  09:15-10:55   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
ポスト5G/6Gに向けたパッシブデバイスの設計・評価のための材料・アンテナ計測技術
Material Characterization and Antenna Measurement Techniques for Development of Passive Devices for Beyond-5G/6G Applications
オーガナイザ / 座長 : 加藤 悠人 ((国研)産業技術総合研究所)
ポスト5G/6Gでは100 GHz超の電磁波の利用が見込まれ、その周波数帯域に対応した材料開発やプロセス開発が求められる。メタマテリアルやアンテナ、周波数選択板などのパッシブデバイスの開発においては、動作周波数における材料パラメータを用いた設計が必須となり、その性能評価にはポスト5G/6G対応のアンテナ評価システムが必要となる。
本セッションでは、ポスト5G/6G応用のパッシブデバイスの設計・評価に対応した、ミリ波帯の材料・アンテナ計測技術を紹介する。また、高精度計測技術を基盤とした実際の開発事例として、D帯メタマテリアル反射板とW帯周波数選択板の設計・評価結果を紹介する。

キーワード : 誘電率計測、導電率計測、アンテナ計測、メタマテリアル、周波数選択面、ポスト5G/6G
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1 ポスト5G/6G対応の材料設計に向けた100 GHz超での誘電率・導電率計測技術
Complex Permittivity and Conductivity Measurement Techniques at Millimeter-Wave Bands Over 100 GHz for Beyond-5G/6G Applications
加藤 悠人 ((国研)産業技術総合研究所)
2 ポスト5G/6Gに向けた100 GHz超のアンテナ・RCS計測技術
Antenna and RCS Measurement Techniques over 100 GHz for Beyond-5G/6G Applications
飴谷 充隆 ((国研)産業技術総合研究所)
3 高精度材料計測に基づくポスト5G/6G応用のメタマテリアルや周波数選択板の設計とその性能評価
Metamaterial and FSS Designs for Beyond-5G/6G Applications Based on High-Precision Material Characterizations and Their Performance Evaluations
加藤 悠人 ((国研)産業技術総合研究所)
A [ 5G / 6G ] / B [ ミリ波・テラヘルツ波 ]

FR1B  ワークショップ

11月26日 (金)  12:10-13:50   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
5G/6Gに向けた高周波シリコン集積回路の高精度設計技術
Development of High-frequency CMOS Technologies for 5G/6G Technologies
オーガナイザ : 坂巻 亮 ((国研)産業技術総合研究所)   座長 : 藤島 実 (広島大学)
第4世代移動通信システム(4G)と比べてより高度な第5世代移動通信システム(5G)は、現在各国で商用サービスが始まった。更に超低遅延や多数同時接続といった機能が強化された5G(ポスト5G)及び各国での議論が始まった第6世代移動通信システム(6G)は、今後、工場や自動車といった多様な産業用途への活用が見込まれており、我が国の競争力の核となり得る技術と期待される。そこでNEDO先導研究事業において、情報通信システムで用いられる基地局関連技術で必要となる先端的な半導体集積回路を将来的に国内で設計・製造・評価できる技術を確保するため、先端半導体の高周波回路の設計および測定技術の開発を行なっている。
本ワークショップでは当事業に至る技術開発の経緯と、事業の概要について紹介する。

キーワード : 5G/6G無線通信技術、ミリ波CMOS回路技術、ミリ波平面回路計測技術
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1 ミリ波オンウェハー測定:暗部と光明
Millimeter-Wave On-Wafer Measurements: Headaches and Possible Cures
天川 修平 (広島大学)
2 Beyond-5G/6G技術開発を支えるミリ波帯オンウエハ計測技術
Millimeter-Wave On-Wafer Measurement Techniques for Beyond-5G/6G Technologies
坂巻 亮 ((国研)産業技術総合研究所)
A [ 5G / 6G ] / B [ ミリ波・テラヘルツ波 ] / C [ IoT / Society 5.0 ]

FR1C  ワークショップ

11月26日 (金)  14:35-16:15   Room 1 (アネックスホール F201+F202)
ミリ波・テラヘルツ無線通信技術の最新動向
Millimeter-Wave/Terahertz Wireless Communications: Challenges and Opportunities
オーガナイザ : 天川 修平 (広島大学)   座長 : 高野 恭弥 (東京理科大学)
ミリ波やテラヘルツ帯の電波を利用した無線通信には、高速性を始めとして既存のマイクロ波無線通信にはない特色があり、大きな期待が寄せられている。しかしながら、ハードウェア開発や独特の電波伝搬特性等、本格利用に向けて取り組んでいくべき課題は多い。
本ワークショップでは、ミリ波・テラヘルツ通信の研究の最前線でご活躍されている専門家をお招きし、テラヘルツ通信のビジョンと研究動向、60 GHz帯の伝搬特性を活かした利用シナリオ、ミリ波・テラヘルツ波フェーズドアレイ通信等についてご紹介いただく。

キーワード : ミリ波通信、テラヘルツ通信、超高速無線通信、電波伝搬、フェーズドアレイ、集積回路
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1 テラヘルツ通信の最近の進展:エレクトロニクス vs. フォトニクス
Recent Progress in THz Communications: Electronics vs. Photonics
永妻 忠夫 (大阪大学)
2 Massive Connect IoT 環境に適応可能なミリ波帯 WBAN
Millimeter-Wave Wireless Body Area Network Adaptable to Massive Connect IoT Condition
亀田 卓 (広島大学)、秋元 浩平 (秋田県立大学)、末松 憲治 (東北大学)
3 ミリ波・テラヘルツ波フェーズドアレイ無線通信
Millimeter-wave / THz Phased-Array Wireless Communication
岡田 健一 (東京工業大学)
D [ 無線電力伝送・エネルギー応用 ]

FR2A  ワークショップ

11月26日 (金)  09:30-11:10   Room 2 (アネックスホール F203+F204)
WPT製品化への電波法と安全
Notification on Radio Act & Safety for Production Utilizing WPT
オーガナイザ : 横井 行雄 (拓殖大学)   座長 : 鈴木 麻子 (富士ウエーブ(株))
ワイヤレス給電搭載機器の民生分野ないし設備用ロボット・センサー等への応用が拡大している。その歴史は1900年のTeslaに始まる。2007年にMITから磁界共鳴が発表され、EVへの搭載の可能性が出て一気に注目された。その後、Qi方式がスマートフォンに搭載されるなど身近な存在になっている。ただWPTはエアギャップ(無線区間)があるので、ITU、CISPR等で周波数利用の国際的な議論が重ねられ、国内でも電波法等の規制を受け、その技術基準つくりに向けて総務省の作業班で検討が進められている。
このセッションでは製品へのWPT搭載の必須事項である電波法と安全に関して最新の知見を報告する。

キーワード : ワイヤレス給電、WPT、Qi規格、電界共鳴型WPT、空間伝送型WPT、設備向けロボット、安全規格、法令と規制、標準化
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1 ワイヤレス給電の法規制と標準化の動向
Regulation and Standardization for Wireless Power Transfer
横井 行雄 (拓殖大学)
2 総務省における近接型WPTの制度化動向と無線充電規格Qiの最新動向
Rule-Making of Non-Radiative WPT by the MIC and Latest Trends of Wireless Charging Standard Qi
七野 隆広 (キヤノン(株))、佐々木 邦彦 ((株)デンソー)
3 空間伝送型ワイヤレス給電の制度化動向と社会実装について
Beam Type WPT Rule Making and Social Implementation
古川 実 ((株)Space Power Technologies)
4 ULにおけるワイヤレス給電の安全規格
Safety Standards Managed by UL
花澤 理宏、 高橋 努 ((株)UL Japan)
D [ 無線電力伝送・エネルギー応用 ]

FR2B  ワークショップ

11月26日 (金)  12:25-14:05   Room 2 (アネックスホール F203+F204)
電磁界による水中コネクション技術
Underwater Connection Technologies Based on Electromagnetic Field
オーガナイザ / 座長 : 滝沢 賢一 ((国研)情報通信研究機構)
近年、海中における電磁波を利用した技術に関する注目が高まっている。
本ワークショップでは、期待されるアプリケーションについて紹介するほか、無線通信、位置推定、無線電力伝送等の電磁波を利用した海中無線技術について紹介する。

キーワード : 海中電磁波利用、無線通信、無線給電、位置推定
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1 海中電磁気によって新たな海洋産業が産まれる! 〜海中電磁気の基礎から応用まで〜
Let's Produce New Business with Underwater Electromagnetics
吉田 弘 ((国研)海洋研究開発機構)
2 河川や近海の定期航行船への走行中ワイヤレス給電
Wireless Power Transfer to Sailing Commercial Liners on The River or Coast
粟井 郁雄 (富士ウェーブ(株))
3 電磁波による海中位置推定
Undersea Positioning by Electromagnetic Waves
高橋 応明 (千葉大学)
F [ 基礎講座・入門講座 ]

FR2C  基礎講座

11月26日 (金)  14:50-16:30   Room 2 (アネックスホール F203+F204)
これでわかる!マイクロ波フィルタ:基本から設計のコツ
Let Us Learn! Microwave Filters: From Bases to Design Tips
オーガナイザ : 鈴木 麻子 (富士ウェーブ(株))   座長 : 清水 隆志 (宇都宮大学)
MWEだからこそ学べる、マイクロ波・ミリ波フィルタの基礎から設計のコツまで解説します。短い時間で、大事なことをギュギュっと濃縮。きっとこれでわかるはず!研究室に配属された学生も仕事で必要になった若手社員も基礎からもう一度勉強したいあなたまで。ひと昔前のGSMも5G・6Gへと向かうこれからもいつでも必要なフィルタの世界、いざ入門。
フィルタの種類と設計フロー / 設計で聞く『Q・結合係数・共振周波数』って何? / フィルタ特性の代表選手『ButterworthとChebyshev』 / 筐体(ケース)って必要ですか? / 共振器の形や位置の決め方知りたいです / 超高周波帯フィルタはどうなるか? / デュアルバンドフィルタ / トリプルバンドフィルタ / 超伝導フィルタ

キーワード : 共振周波数、外部Q値、結合係数、無負荷Q値、飛越結合、バンドパスフィルタ、金属筐体、マルチバンドフィルタ
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1 マイクロ波帯バンドパスフィルタやその応用回路を設計するための基礎とちょっとしたコツ
Fundamentals and Tips of Designing a Bandpass Filter and Its Advanced Circuits for Microwave-Band
小野 哲 (電気通信大学)
2 マルチバンド帯域通過フィルタで学ぶ実践的マイクロ波フィルタの設計方法
Practical Design Methods of Multi Band Microwave Bandpass Filters
關谷 尚人 (山梨大学)
E [ 将来技術・基盤技術 ]

FR3A  ワークショップ

11月26日 (金)  09:45-11:25   Room 3 (アネックスホール F205+F206)
スーパーコンピュータを用いた電磁界シミュレーションの基礎と実際
Fundamentals and Realities of Electromagnetic Field Simulation Using a High Performance Computer
オーガナイザ / 座長 : 有馬 卓司 (東京農工大学)
高速移動体通信・海中通信・無線電力伝送など電磁波の応用範囲はますます広がっている。これらシステムを開発するには計算機によるシミュレーションが重要である。一方、実環境における電磁界現象をシミュレーションするには、多くのメモリが必要となり汎用PCでは計算ができない事がしばしばある。このような時は、いわゆるスーパーコンピュータを用いる必要がある。
本セッションでは今後ますます必要性が上がると考えられるスーパーコンピュータを用いた電磁界シミュレーションについて基礎から最近の話題について解説する。

キーワード : 大型計算機、大規模電磁界シミュレーション、MPIプログラミング、FDTD法
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1 スーパーコンピュータの現状と将来展望
The Current Situation and Future Outlook of Supercomputers
滝沢 寛之 (東北大学)
2 スーパーコンピュータを用いた電磁界シミュレーションの実際
Realities of Electromagnetic Field Simulation Using a High Performance Computer
有馬 卓司 (東京農工大学)
A [ 5G / 6Gs ]

FR3B  ワークショップ

11月26日 (金)  12:40-14:20   Room 3 (アネックスホール F205+F206)
[IEICE RCS研] 5Gシステムの特長と5G evolution/6Gの展望
Overview of 5G systems and prospects of 5G evolution/6G
オーガナイザ / 座長 : 岡本 英二 (名古屋工業大学)
2020年3月に国内において第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが開始された。5Gはこれまでの第4世代移動通信システム(4G)の進化と比べて、高速通信を実現しているという点では同じであるが,新たに携帯端末以外のユーザ、すなわち自動車やIoT(Internet of things)端末等との通信を収容できるという点に新しい特徴がある。このことが自動運転・自動工場、テレワークなどの遠隔業務・監視操作・教育活用や、その他の新しい産業を創出、牽引すると期待される要因となっており、5Gは早期の普及やさらなる進化が望まれている。
そこで本セッションでは、5Gの新たな特長について概説するとともに、5G evolution/6Gシステムやデバイスの展望について紹介する。

キーワード : 5G,5G evolution/6G、移動体通信システム、5Gデバイス、高速大容量、高信頼低遅延、超多数接続
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1 第5世代移動通信システム(5G)の概要と5G evolution/6Gへの展開
Overview of the Fifth Generation Mobile Communications System (5G) and Prospects of 5G Evolution and 6G
岡本 英二 (名古屋工業大学)
2 NTTドコモの5Gへの取り組みと5G Evolution/6Gに向けたデバイスへの期待
Activities of 5G Mobile Communications System in NTT DOCOMO, and Requirements of Devices and Radio Equipment for 5G Evolution/6G Mobile Communications System
鈴木 恭宜、岡崎 浩司 ((株)NTTドコモ)
F [ 基礎講座・入門講座 ]

FR4A  超入門講座

11月26日 (金)  10:30-12:00   Room 4 (展示ホール ワークショップ会場)
高周波増幅器&発振器シミュレーション入門者のための手ほどき パート1
Tutorial Lecture for Simulation of Microwave Amplifiers and Oscillators, Part1
オーガナイザ : MWE 2021 展示委員会   座長 : 塩見 英久 (大阪大学)
トランジスタを能動素子として用いる代表例として増幅器と発振器がある。この両者の設計においてはトランジスタ性能を最大限に引き出すことが求められ、基本的な設計原理やシミュレーション技術において共通性は高い。
本編講座FR4A、FR4Bでは高周波トランジスタ増幅器と発振器設計における共通項目の視点からシミュレーション技術をフォーカスし、シミュレーション入門者への手ほどきを試みる。
本セッションはパート1として、増幅器について論じる。

キーワード : マイクロ波トランジスタ、増幅器、共役整合、トランスデューサー電力利得
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パート1 高周波増幅器&発振器シミュレーション入門者のための手ほどき パート1
Tutorial Lecture for Simulation of Microwave Amplifiers and Oscillators, Part1
君島 正幸 (アドバンテスト研究所)
 
1. 増幅器と発振器設計の共通ポイント
    Common Viewpoints of Microwave Amplifiers and Oscillators Design
2. 共役整合による利得最大化について
    Getting Maximum Gain with Conjugate Matching
3. しっかり理解したいトランスデューサー電力利得
    Understanding Transducer Power Gain
4. 安定性と低雑音設計
    Stability and Low Noise Design
5. 総括的討論
    Comprehensive Discussion
F [ 基礎講座・入門講座 ]

FR4B  超入門講座

11月26日 (金)  14:00-15:30   Room 4 (展示ホール ワークショップ会場)
高周波増幅器&発振器シミュレーション入門者のための手ほどき パート2
Tutorial Lecture for Simulation of Microwave Amplifiers and Oscillators, Part1
オーガナイザ : MWE 2021 展示委員会   座長 : 君島 正幸 (アドバンテスト研究所)
トランジスタを能動素子として用いる代表例として増幅器と発振器がある。この両者の設計においてはトランジスタ性能を最大限に引き出すことが求められ、基本的な設計原理やシミュレーション技術において共通性は高い。
本編講座FR4A、FR4Bでは高周波トランジスタ増幅器と発振器設計における共通項目の視点からシミュレーション技術をフォーカスし、シミュレーション入門者への手ほどきを試みる。
本セッションはパート2として、発振器について論じる。

キーワード : マイクロ波トランジスタ、発振器、発振開始条件、安定発振条件
※タイトルをクリックすると、ダイジェストの試し読みができます
パート2 高周波増幅器&発振器シミュレーション入門者のための手ほどき パート2
Tutorial Lecture for Simulation of Microwave Amplifiers and Oscillators, Part2
塩見 英久 (大阪大学)
 
1. 増幅器と発振器設計の共通ポイント
    Common Viewpoints of Microwave Amplifiers and Oscillators Design
2. 回路が発振を開始するには
    Getting Oscillation of Circuit
3. しっかり理解したい安定発振条件
    Understanding Stable Oscillation
4. 出力電力と位相雑音
    Discussion of Output Power and Phase Noise
5. 総括的討論
    Comprehensive Discussion

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