Microwave Workshop & Exhibition: Nov. 27-29, 2019, Pacifico Yokohama, JAPAN
Facebook MWE 2019 Official Page @MW_tenji マイクロウェーブ展展示委員会
  • Home
  • MWE 2018 基礎講座データ集

MWE 2018 基礎講座データ集

WE6B  基礎講座

ベクトルネットワークアナライザを使いこなすための実践的レクチャー
Practical Lecture on Vector Network Analyzer Measurements
オーガナイザ : 岸川 諒子 (産業技術総合研究所)   座長 : 堀部 雅弘 (産業技術総合研究所)
電子測定器はどんどん「賢く」なってきており、内部でどんな処理がなされているかユーザーにはわからなくなってきている。 ユーザーは測定器の表示を信用するしかなく、わけがわからないまま、ボタンを押して出てきた答えが正しい測定値だと信じている。 測定器は確かに正確ではあるが、測定器につながれたものを正確に測定しているだけである。つなぎ方や校正の仕方を間違えれば、 無意味なデータを山のように得ることになる。測定器の持つ機能に圧倒されて、すごく高度な測定をしているつもりで、 実は間違ったデータを得ているというケースは枚挙に暇がない。
本講演はネットワークアナライザを例にとって、正しい測定をするためのちょっとしたノウハウや気付きを与えることができればという思いで話す。
キーワード : Sパラメータ、ベクトルネットワークアナライザ、計測、キャリブレーション
1 Sパラメタの基礎
Fundamentals of S-parameters
河合 正 (兵庫県立大)
2 賢いネットワークアナライザに負けない賢い測定の知識 - 正しい測定をするために -
Measurement Examples and Common Mistakes with Network Analyzers - Tips to Obtain Correct Measurement Data -
柳本 吉之 (関東電子応用開発)

TH2A  基礎講座

アンテナ・伝搬の基礎
Basic Learning of Antennas and Propagation
オーガナイザ / 座長 : 関 智弘 (日大)
ポケットベルに始まる陸上移動通信の歴史は意外に古く、第五世代(5G)となってもその基本的なアンテナ伝搬設計概念は変わらない。 ただし、高速化とマルチメディア化に対応するため運用周波数上昇、帯域拡大が必須となると共に技術的進展によって処理速度向上、ソフトウエア化が進んだ。 これらにより見かけ上散乱体(人、ビル等)は大きくなり、伝搬特性解像度は向上した。 第五世代移動通信ではこの技術進歩を活用するアクチィブビーム技術、MIMO技術とシステムとしてのコグニチィブ技術を高度に連携する必要がある。
本講演では、移動通信アンテナ・伝搬研究の基本設計概念からはじめ、最新の活用技術を概論する。 さらに簡単に端末アンテナについても触れ、今後さらに人々の生活で重要となる移動通信におけるアンテナシステムの設計ポイントについて述べる。
キーワード : アンテナ・伝搬、無線通信システム、移動通信、電磁界解析
  移動通信用アンテナの基礎 - 線状/小型アンテナの基礎(動作原理、指標)と端末適用例 -
Basic Learning of Antenna for Mobile Communication System - Fundamentals of Linear / Small Antenna
(Principle of Operation, Evaluation Parameter) and Terminal Applications -
常川 光一 (中部大)

TH6A  基礎講座

マイクロ波フィルタ設計入門:基礎および設計事例
Introduction to the Design of Microwave Filters: Fundamentals and Design Examples
オーガナイザ : 陳 春平 (神奈川大)   座長 : 河口 民雄 (東芝)
本講座では、初心者の学生や社会人向けの基礎講座であり、マイクロ波フィルタの実用的設計法について、基礎から設計例を用いて分かりやすく解説する。
まず、フィルタ設計・評価上で必要な基礎知識をやさしく説明する。次に、フィルタの一般合成法を説明し、 Matlab と互換性のある無料のソフトウェアOctaveを用いてフィルタを自動合成するためのプログラムの組み方を紹介する。 さらに、具体的な設計例を用いて、等価回路モデルをプリント基板上で実現する方法およびマイクロ波回路・ 電磁界シミュレータを用いたプリントパターンの設計について解説する。
キーワード : マイクロ波フィルタ、理論設計、等価回路、シミュレーション
  マイクロ波フィルタ設計入門:基礎および設計例
Introduction to the Design of Microwave Filters: Fundamentals and Design Examples
陳 春平 (神奈川大)

TH6B  基礎講座

5Gに向けた増幅回路技術
Amplifier Technology for 5G Era
オーガナイザ / 座長 : 山尾 泰 (電通大)
5Gの運用が目前に迫り、そこで検討されている複数帯域同時利用に対応すべく、マイクロ波電力増幅器にも、 より高周波かつ広帯域のマルチバンド化技術が求められている。
そこで先ず、基本的な増幅器マルチバンド化の考え方について説明を行い、また、課題について、最近の研究成果を交えて解説を行う。 さらに広帯域化・マルチバンド化に対応するための非線形補償技術について解説する。
キーワード : 5G、増幅器、マルチバンド、広帯域、非線形補償、DPD
1 デュアルバンド増幅器と関連技術
Dual-Band Amplifiers and Related Technologies
石川 亮 (電通大)
2 広帯域・マルチバンド非線形補償技術
Nonlinear Compensation for Broadband and Multiband Wireless Systems
山尾 泰 (電通大)

FR6A  基礎講座

電磁界シミュレーション基礎講座 〜大学のコースから〜
Foundation of Electromagnetic Simulation - Learning from Univ. Courses -
オーガナイザ : 電子情報通信学会エレクトロニクスシミュレーション研究会   座長 : 岡部 寛 (村田製作所)
計算機ハードウェアおよびソフトウェアが発展し、市販の電磁界シミュレータも簡単に利用できるようになった。シミュレーション結果は簡単に得られるが、 内部でどのようなアルゴリズムで動作しているか知らずにブラックボックスとして使っているだけでは問題が生じたときの適切な対応方法がわからないであろう。 また、電磁界シミュレータをツール使用し、アプリケーションを研究・開発対象としている場合には電磁界シミュレーションのアルゴリズムを学ぶ時間がなかなか得られないのも実情である。
本基礎講座では、第一線で活躍する電磁界シミュレーションの講師をお招きして、 基礎からわかりやすくモーメント法およびFDTD法のアルゴリズムについて説明していただく。
キーワード : 電磁界シミュレーション、モーメント法、FDTD法、原理
1 モーメント法入門
Introduction to the Method of Moments
大貫 進一郎 (日大)
2 FDTD法入門
Introduction to the FDTD Method
柴山 純 (法政大)

本ページの内容・写真等の無断転載を禁止します。All contents copyright @ MWE 2019 Steering Committee. All rights reserved.