Microwave Workshop & Exhibition: Nov. 25-27, 2015, Pacifico Yokohama,JAPAN
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ごあいさつ

MWE (Microwave Workshops and Exhibition) は、4年毎に日本で開催される国際会議APMC (Asia-Pacific Microwave Conference) の成果を継承・発展させ、関連する学術、産業、教育の各分野に貢献することを目的として、1991年から継続されているマイクロ波分野における国内最大の催しです。会期中は、最先端技術や、それらのシステム展開を見据えた将来ビジョンを紹介するワークショップ、様々な立場でマイクロ波技術に携わる技術者を育成するための基礎講座・入門講座、そして最新製品を紹介する「マイクロウェーブ展」をセットで提供することにより、この分野における学術啓発、関連企業の情報交換、および人材育成に寄与する、総合的な場を提供して参ります。

今年のMWE (MWE 2015) は、11月25日(水)から11月27日(金)の間、パシフィコ横浜で開催する運びとなりました。基調コンセプトは、「快適でやさしい社会を演出するマイクロ波技術」としました。快適で且つ人や自然にとって「やさしい」社会の実現に向けて様々なシステムが深化しソリューションへと進化を始めた今、マイクロ波技術がこの「深化・進化」を如何に支えてゆくかを思考して参ります。開会式では、基調コンセプトに沿ってお二方から基調講演を賜ります。はじめに、田原康生氏 (総務省 総合通信基盤局電波部電波政策課 課長)より「電波行政の最新動向について」と題して、電波利用の現状や新たな無線システムの導入に向けた取り組みなど、最近の電波行政に関する動向についてご講演いただきます。続いて、中村 武宏氏 (NTTドコモ 先進技術研究所 5G推進室 室長)より「2020年の実用化に向けた5G最新動向」と題して、第5世代ワイヤレス通信技術の最新動向と、この技術が未来の社会にどう活かされるかなどを展望頂きます。

ワークショップ・基礎講座・入門講座は、合計セッション数を29件と大幅に拡大し、新たな展開が期待される5G、ITS、IoT、無線電力伝送の各分野、そしてバイオ応用やマイクロ波化学などの新マイクロ波応用分野にも幅広く注目します。初学者を対象にして毎年人気を博す基礎講座7件に加え、システムとの関わりの中でマイクロ波の基礎技術をかみ砕いて解説する入門講座を8件と充実させ、且つ、最新の技術や応用システム・ソリューションを紹介するワークショップとの相互の関連性を高めることで、マイクロ波技術の基礎から最先端、応用までをもれなく紹介します。また、一昨年の特別セッションを引き継ぎ、現在に至る日本の携帯電話システムの歴史について、未来への期待も込めた講演を頂く予定です。さらに、ドイツ・米国の自動車を中心としたインテリジェントモビリティのためのマイクロ波技術の海外最新事情を紹介する特別セッションも設けています。

マイクロウェーブ展では、国内外500社に迫る企業とおよそ31の大学研究室の出展が予定されており、新製品・新技術・研究成果などを一堂にご覧頂けます。また、出展製品に対応した企業セミナーも、大変好評につき例年と同様に開催いたします。加えて、マイクロ波技術の適用が期待される衛星通信/放送、医療などの分野に関するシステムセミナーも、展示会場にて開催予定です。

MWE 2015 が開催できますことを皆様のご支援ご愛顧の賜物と厚く御礼申しあげますとともに、マイクロ波関連分野の更なる発展の一助となりますことを願いつつ、皆様のご参加をお待ちいたしております。
最後に、MWE 2015 の開催にご尽力を頂きました多くの方々に、心からお礼を申しあげます。

MWE 2015 実行委員会
委員長 宮崎 守泰 (三菱電機)

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